みなさんの中でこんな悩みはありませんか?
本書は、コンサルタントを長年やってきた方々にインタビューを行い、1年目に学んで今でも必要だったと思うことを紹介しています。
コンサルタント業に関わらず、全ての業種で役に立つスキルが紹介されています。
著者紹介
大石哲之(おおいし てつゆき)
1975年東京生まれ。
慶応大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)、株式会社ジョブウェブの創業をへて、株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役(現職)、株式会社タグボート監査役(現職)、一般社団法人日本デジタルマネー協会理事。現在は、ビジネスコンサルタントとして、経営の支援や、創業などにかかわる一方、海外に移住し、場所・時間・国家にとらわれないライフスタイルを実践し、作家、ブロガー活動を通じて情報を発信している。
著書に「ノマド化する時代」(ディスカヴァー21)、「3分でわかるロジカルシンキングの基本」「3分でわかる問題解決の基本」(日本実業出版社)、「過去問で鍛える地頭力」(東洋経済新報社)、「コンサルタントの読書術」「英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?」(tyk publishing)など、多数。Amazon 著者についてより引用
コンサルタントの激しい業務をこなす中で、必要なスキルを身につけられました
本書のページ数と読了時間は?
ページ数
281ページ
読了時間目安
3時間程度
本書から得た知識は?
本書では、30個のビジネススキルが紹介されています。
そのうち、僕がいいなと思った内容を3つご紹介します。
1.仮説思考で仕事を進める
わからないことは調べながら仕事を行っていると思います。
本やWebに書いている内容を「ふむふむ」と読んでいるだけでは、調べていることになりません。
自分なりの仮説を立ててから調べ始めるようにしましょう。
名探偵コナンでも、しらみつぶしに現場を確認していないですよね。
コナン君の頭の中には、殺害方法や動機の仮説があるのです。
仮説が正しいのだとしたら、ここに傷があるはず!みたいな感じで進められるのです。
仮説がなければ、傷があるという事実を見逃してしまいます。
仮説→検証→フィードバックという、サイクルを回しながら仕事を進めるようにしましょう。
まずは、仮説を立てるクセを付けてみてください。
もちろん、仮説なので間違っていても問題ありません。
考えていたことが違っていたということが、わかっただけでも収穫です。
ここが難しいところですが、自分の仮説の立証に躍起になって、捏造は行わないようにしましょう。
素直に間違いを認めて、新たに仮説を立てて、次の検証を始めることが大切ですね。
2.検索式読書術で基礎知識を養う
検索式読書術という名前の通り、本を全て読まずに、自分にとって必要なところだけをピックアップして読む方法です。
どのように検索するかというと、どの本にも必ず存在している目次を読みます。
目次の段階で、必要そうに思ったところを読みます。
必要でないと思ったところは、思い切って読みません。
同じ要領で知りたい内容の本を何冊か読んでみます。
すると、自分が知りたい内容の基礎を理解出来るようになります。
「目的」を持って、本を読むという当たり前のことが、何故かできなくなってしまうのが、読書なのです。
何のために本を読むのかというと、問題を解決するためなので、グッとこらえてWebページの如く、次々読んでいきましょう。
3.最終アウトプットから逆算する
仕事をする際に、自分で「目次」を作る作業になります。
最終アウトプットが、どうなっていれば良いのかを考えます。
パワーポイントで資料を作成することを例に挙げます。
タイトルだけを書いた、中身が空のパワポを作り、中身を埋めていくためのタスクを洗い出します。
メリットとしては、必要な作業が明確になりますし、切り出して依頼することも出来ます。
考慮漏れといった最悪の事態も防げます。
仕事をするということは、すなわちアウトプットをすることです。
思いついた順番で仕事するのではなく、最終アウトプットをイメージして逆算することは、やって当たり前なのかもしれませんね。
行動への落とし込み
以前こんなツイートをしました。
なんのためにビジネス書を読んでいるのか?
行動を変えるためですね。
読むだけで終わっていたら、読む時間の無駄だって気づきました。読んで、理解して、自分の行動に落としこんでこそ、読む意味があると思うんです。
これからは、読書後に行動レベルまで落としこんでみようと思います。
— やすひでお@ブログ挑戦中 (@yasu_hideo) August 10, 2020
読んで終わらないように、本書を読んで行動したものをご紹介します。
最終アウトプットから逆算する
先に挙げた3つ全てを実践したいのですが、まずは最終アウトプットから逆算するということを実践しています。
仕事を効率的に行っていくためには、やるべきことを洗い出さないと始まらないと思ったからです。
最終アウトプットをイメージしておかないと、作っている最中に資料がぶれてしまったり、思い付きで変わってしまったりします。
アウトプットが上手に出来ないと評価にもつながらないですからね。
本当に評価する人は、近くで見てくれている上司ではなくて、さらにその上の人であることが多いです。
自分の仕事を評価してもらうためには、アウトプットの質を上げることが最優先かなと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本書で紹介されているビジネススキルは、スポーツでいうと基礎体力かなと思いました。
いくらドリブルが上手でも、前半15分しか体力が持ちませんだと話にならないですよね。
かなり必要なスキルだと思うのですが、地味だし成果がわかりにくいという感じがします。
だからこそ、ビジネススキルを磨き上げることで頭一つ出た存在になれるんじゃないでしょうか。
仮説思考で仕事を進める
検索式読書術で基礎知識を養う
最終アウトプットから逆算する
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