みなさんの中でこんな悩みはありませんか?
本書は、失敗学という見地から様々な事例と共に失敗をなくすためのノウハウが書かれたものになります。
失敗学は、数多くの失敗から学び、失敗を撲滅することを目指すものになります。
著者紹介
飯野 謙次(いいの けんじ)
スタンフォード大学工学博士。
1959年大阪生まれ。
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、General Electric原子力発電部門へ入社。
その後、スタンフォード大で機械工学・情報工学博士号を取得し、Ricoh Corp.へ入社。
2000年、SYDROSE LPを設立、ゼネラルパートナーに就任 (現職)。
2002年、特定非営利活動法人 失敗学会副会長となる。
本書では、工学・失敗学で得た知識・経験をもとに、誰もが自分の仕事を効率化し、ミスを撲滅する具体的な方法を提案。
誰でもすぐに実行できる簡単なワザで、確実に結果が出せる。
本書より
本書のページ数と読了時間は?
ページ数
219ページ
読了時間目安
約2時間50分
本書から得たものは?
僕が、本書から得た知識を3つご紹介します。
1.失敗が起きるのは、仕組みが悪いせい
仕組みがしっかりしていれば、誰も失敗しないで済むということです。
失敗は、仕組みが未完成で人間の判断や注意力に委ねられているから起きることなんです。
なので、「以後気を付けます」というのは、あまり良くなくて、「以後気を付けないで済む仕組みを作ります」とか「気を付けないで済む仕組みを考えませんか?」がいいです。
電気の消し忘れがないように、一定時間後勝手に消えるとかも仕組化されたものですね。
2.言語化は失敗を減らす手段になる
速度を求めるなら、会話でのコミュニケーションが、おそらく一番早いです。
しかし、会話中に頭から抜け落ちたり、認識のズレや言った言わない戦争が発生したりします。
一見時間がかかるかもしれませんが、特に会議などの場合では、メモを投影しながら発言をまとめたりすると効果的です。
3.地球上、歴史上で誰かが同じ失敗をしている
よっぽど特異なことではない限り、あなたがした失敗は誰かがしています。
失敗しないためには、誰かがした失敗を自分事として、インプットしておくことが大切です。
他人の失敗を見ても、自分は大丈夫と思ってしまうのが人間ですが、そうであれば、世の中こんなにも同じ失敗であふれていないはずです。
コレクターになる必要はありませんが、これからやろうとしていることがあるならば、失敗事例をしっかりを確認して、同じ過ちを繰り返さないようにしたいですね。
行動への落とし込み宣言
以前こんなツイートをしました。
なんのためにビジネス書を読んでいるのか?
行動を変えるためですね。
読むだけで終わっていたら、読む時間の無駄だって気づきました。読んで、理解して、自分の行動に落としこんでこそ、読む意味があると思うんです。
これからは、読書後に行動レベルまで落としこんでみようと思います。
— やすひでお@ブログ挑戦中 (@yasu_hideo) August 10, 2020
読んで終わらないように、本書を読んで行動したものをご紹介します。
メールをフォルダ管理する
本書を読んで早速、メールの受信BOXのフォルダ分けをしました。
今まで、受信BOXという1つの場所に全てのメールが入っていました。
フォルダの切り方が適切かわかりませんが、やりながら変えていこうと思っています。
まだ慣れていないのですが、メールの検索スピードは上がりました。
指示を受けたら、言葉を変えて確認する
「これとこれを何日までに」という感じの指示をされたら、「〇〇と××を△日の□時までに」という感じに変換します。
こそあど言葉(これ、あれ等)は正式名称に変換することで認識のずれが無くなりました。
何日までは、指示する人、指示を受ける人によって大きく変わるので、□時までという感じで時間を提示するようにしました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
失敗をなくすことで、仕事がはかどりますし、評価はうなぎのぼりです。
失敗しない仕組みを作れば、一儲けできるんじゃないかとも思っています。
AIによる自動運転とか、まさに失敗を減らす仕組みですよね。
失敗したら、まずリカバリーして、そのあとに今後失敗しないための仕組みを考えてみてください。
そして、それを共有することで、世の中を豊かにしていきたいですね。
失敗が起きるのは、仕組みが悪いせい
言語化は失敗を減らす手段になる
地球上、歴史上で誰かが同じ失敗をしている
本書は以下のサービスで読むことが出来ます。
kindle unlimited | Prime Reading | flier |
〇 | 〇 | × |