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Microsoft Azureの資格試験はどんなものがある?キャリアパスをご紹介

Azureの試験についてこんな疑問はありませんか?

悩める人
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どんな試験があるのか
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どんなキャリアパスがあるのか

こんにちわ。クラウドといえばFF7の主人公ですよね?やすひでおです。

今回は、「Microsoft Azureの資格試験とキャリアパス」についてご紹介します。

Azureの認定資格は全16種

Microsoftが提供するパブリッククラウドサービス「Azure」についての知識レベルを認定する試験になります。

Azureの認定資格は、全部で16種類用意されています。(執筆現在:2020/8/4)

初級、中級、上級の3レベルに分かれているので、一つずつステップアップしていきましょう。

1.初級の3種

まず初心者が始めに取得したい3つの初級クラスの認定試験になります。

Azure Fundamentals

試験番号(試験名) AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)
料金 ¥12,500
対象者 Azure初心者
試験内容 ・クラウドの概念
・Azure のコアサービス
・セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信頼
・Azure の価格サービス レベル アグリーメントとライフサイクル

Azureに携わる可能性がある人は、まずAzure Fundamentals試験から始めると良いです。

Azureの基礎的な知識の習得や、そもそもクラウドといった概念まで試験範囲となっています。

Azure Data Fundamentals

試験番号(試験名) DP-900(Microsoft Azure Data Fundamentals (beta))
※現在英語のみ
料金 ¥12,500
対象者 データベースエンジニア
データベース管理者
試験内容 ・コア データの概念
・Azure でリレーショナル データを操作する方法
・Azure で非リレーショナル データを操作する方法
・Azure の分析ワークロード

データベースに携わるならAzure Data Fundamentalsの習得を推奨します。

ただし、執筆現在(2020/8/4)では英語版の試験しか受けられないという状態です。

日本語化されるまで待っても良いと思います。

Azure AI Fundamentals

試験番号(試験名) AI-900(Microsoft Azure AI Fundamentals (beta))
※現在英語のみ
料金 ¥12,500
対象者 AI エンジニア
データ サイエンティスト
開発者
ソリューション アーキテクトデータベースエンジニア
試験内容 ・AI ワークロードと考慮事項
・Azure での機械学習の基本原則
・Azure のコンピューター ビジョン ワークロードの機能
・Azure の Natural Language Processing (NLP) ワークロードの機能
・Azure での会話型 AI ワークロードの機能

AIに携わるならAzure AI Fundamentalsの習得を推奨します。

ただし、執筆現在(2020/8/4)では英語版の試験しか受けられないという状態です。

日本語化されるまで待っても良いと思います。

やすひでお
やすひでお

全ての初級試験をノーミスで合格した場合、37,500円の試験料金がかかります

会社からの支援が欲しい値段ですね

2.中級の8種

続いて取得したい8つの中級クラスの認定試験になります。

Azure Database Administrator Associate

試験番号(試験名) DP-300(Administering Relational Databases on Microsoft Azure (beta))
※現在英語のみ
料金 ¥21,103
対象者 データベース管理者
試験内容 ・データ プラットフォーム リソースを計画および実装
・安全な環境の実装
・運用リソースを監視および最適化
・クエリパフォーマンスの最適化
・タスクの自動化
・高可用性とディザスターリカバリー (HADR) 環境の計画および実装
・T-SQL による管理

執筆現在(2020/8/4)では英語版の試験しか受けられないという状態です。

日本語化されるまで待っても良いと思います。

Azure Data Scientist Associate

試験番号(試験名) DP-100(Designing and Implementing a Data Science Solution on Azure)
料金 ¥21,103
対象者 データサイエンティスト
試験内容 ・Azure Machine Learning ワークスペースの設定
・実験の実行およびモデルの訓練
・モデルの最適化および管理
・配信可能性の展開および維持

ビッグデータはこれから確実に伸びてくる分野です。

デジタルトランスフォーメーションなどのキーワードの中にもデータ活用が出てくるので、押さえておきたい分野になりますね。

Azure Administrator Associate

試験番号(試験名) AZ-104(Microsoft Azure Administrator)
※現在英語のみ
料金 ¥21,103
対象者 管理者
試験内容 ・Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理
・ストレージの作成と管理
・Azure 計算資源の展開と管理
・仮想ネットワークの構成と管理
・Azure 資源の監視とバックアップ

ソリューションアーキテクトのアソシエイトレベルに相当する試験です。

執筆現在(2020/8/4)では英語版の試験しか受けられないという状態です。

日本語化されるまで待っても良いと思います。

Azure Data Engineer Associate

試験番号(試験名) DP-200(Implementing an Azure Data Solution)
DP-201(Designing an Azure Data Solution)
料金 ¥42,206(各¥21,103)
対象者 データエンジニア
試験内容 ・データ記憶域ソリューションの実装
・データ処理法の管理と開発
・データ ソリューションの監視および最適化
・Azure データソリューションのデザイン
・データ処理ソリューションのデザイン
・データ セキュリティとコンプライアンスの設計

2つの試験に合格すると資格認定されます。

それぞれで料金が発生するので注意が必要です。

Azure AI Engineer Associate

試験番号(試験名) AI-100(Designing and Implementing an Azure AI Solution)
料金 ¥21,103
対象者 AI エンジニア
試験内容 ・ソリューション要件の分析
・AIソリューションの設計
・AIソリューションの実装と監視

AI分野はデータ分析などの分野と連携しながらになりますが、今後AIが人に代わるようになってくると予想されています。

AIを作る側に回れば、なんとか食い扶持はつなげるのかなと思います。

Azure IoT Developer Specialty

試験番号(試験名) AZ-220(Microsoft Azure IoT Developer)
料金 ¥21,103
対象者 開発者
試験内容 ・IoT ソリューション インフラストラクチャの実装
・デバイスのプロビジョニングおよび管理
・Edge の実装
・データのプロセスおよび管理
・IoT ソリューションの監視、トラブルシューティングおよび最適化
・セキュリティの実装

モノのインターネット化は、どんどん進んできています。

色んなモノからデータを収集する方法や構成を学んでおくとデータ活用時に役立つと思います。

Azure Scurity Engineer Associate

試験番号(試験名) AZ-500(Microsoft Azure Security Technologies)
料金 ¥21,103
対象者 セキュリティ エンジニア
試験内容 ・IDとアクセスの管理
・プラットフォーム保護の実装
・セキュリティ運用の管理
・データおよびアプリケーションの保護

ITの中で一生切り離せない分野ではないでしょうか。

新しい技術が生まれると同時に、セキュリティ対策も必ず必要になります。

Azureを使う上でのセキュリティは、必須の勉強項目ではないでしょうか。

Azure Developer Associate

試験番号(試験名) AZ-204(Developing Solutions for Microsoft Azure)
料金 ¥21,103
対象者 開発者
試験内容 ・Azure 計算ソリューションの開発
・Azure ストレージを開発
・Azure Security の実装
・Azureソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化
・Azure サービスとサードパーティサービスの連携と活用

Azure上のアプリ開発などが必要な方は、こちらの認定試験が良いです。

上級の4種

最後に取得したい4つの上級クラスの認定試験になります。

DevOps Engineer Expert

試験番号(試験名) AZ-400(Designing and Implementing Microsoft DevOps Solutions)
前提条件 Azure Administrator Associateもしくは、Azure Developer Associateの取得
料金 ¥21,103
対象者 DevOps エンジニア
試験内容 ・インストルメンテーション戦略の開発
・Site Reliability Engineering (SRE) 戦略の開発
・セキュリティとコンプライアンス計画の作成
・ソース制御の管理
・コミュニケーションとコラボレーションの促進
・継続的統合の定義および実装
・継続的デリバリーおよびリリース管理戦略の定義および実装

DevOpsエンジニアを目指すなら、最終的に取りたい資格です。

実務経験がないと合格することは難しいです。

Azure Solution Architect Expert

試験番号(試験名) AZ-303(Microsoft Azure Architect Technologies (beta))
AZ-304(Microsoft Azure Architect Design (beta))
※現在英語のみ
料金 ¥42,206(各¥21,103)
対象者 ソリューション アーキテクト
試験内容 ・Azure インフラストラクチャの実装および監視
・管理およびセキュリティソリューションの実装
・アプリのソリューションの実装
・データプラットフォームの実装および管理
・モニタリング設計
・アイデンティティおよびセキュリティ設計
・データ ストレージ設計
・ビジネス継続性設計
・インフラストラクチャ設計

ソリューションアーキテクトを目指すなら最終的に取りたい資格です。

実務経験がないと合格するのは、難しいです。

執筆現在(2020/8/4)では英語版の試験しか受けられないという状態です。

日本語化されるまで待っても良いと思います。

2つの試験に合格すると資格認定されます。

それぞれで料金が発生するので注意が必要です。

Azure for SAP Workloads Specialty

試験番号(試験名) AZ-120(Planning and Administering Microsoft Azure for SAP Workloads)
料金 ¥21,103
対象者 管理者
ソリューション アーキテクト
試験内容 ・SAP Workloads の移行
・SAP Workloads をサポートする Azure ソリューションの設計
・Azure for SAP Workloads の構築とデプロイ
・SAP Workloads 向け Azure インフラストラクチャの検証
・Azure SAP Architecture の運用

Azure上でSAP稼働させるために必要な知識が盛り込まれています。

エンタープライズな会社はSAPを使っていることが多いのでAzureとの組み合わせで提案できるようにしたいですね。

App Builder

本認定資格は 2021 年 1 月 31 日に廃止されます。

廃止以降、本認定資格を取得することはできなくなります。

今から狙わなくても良いと思います。

Azureのプロになるキャリアパスを描いてから始めよう

以下のようなキャリアパスを描いて、資格を取得すると良いのではないかと思います。

1.ソリューションアーキテクトへの道

AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)

AZ-104(Azure Administrator Associate)【英語のみ】

(AZ-500(Azure Scurity Engineer Associate))

AZ-303,AZ-304(Azure Solution Architect Expert)【英語のみ】

僕は、ソリューションアーキテクトを狙っていましたが、試験が英語のみのものが多いので、AIの方を狙ってみようかなと思います。

2.AIエンジニアへの道

AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)

AI-900(Azure AI Fundamentals)【英語のみ】

(AZ-500(Azure Scurity Engineer Associate))

AI-100(Azure AI Engineer Associate)

このキャリアパスを目指しながら、ソリューションアーキテクトの試験の日本語化を待ちたいと思います。

もしかしたら、AI-900(Azure AI Fundamentals)は英語のみなので、飛ばすかもしれません。

悩める人
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英語のみの試験も結構あるな
やすひでお
やすひでお
クラウドに限らず、IT関連に従事するなら英語は避けられない必須科目になりますね

IT英語は話すより、聴く&読むが大切です

日本語化を待っている間に、英語ではドキュメントや講座が充実していってますからね

僕も全然出来ないので勉強が必要です

Azureの認定資格を取ろう!

AWSでは、「Solution Architect Professional」の認定資格を持っていますが、今のところAzure関連の資格を持っていないので、僕も勉強して資格を取りたいと思います。

勉強に役立つサイトや書籍があったら、随時ご紹介していきます。