書評

【書評】怒らないこと-役立つ初期仏教法話<1>

みなさんの中でこんな悩みはありませんか?

悩める人
悩める人
どうでもいいことでも、すぐに怒ってしまう
悩める人
悩める人
上司に怒られすぎて、心身ともに疲れてしまった
悩める人
悩める人
怒った後に、反省することが多い

著者紹介

アルボムッレ・スマナサーラ

スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。

スリランカ仏教界長老。

13歳で出家得度。

国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。

1980年に来日。

駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説き続けている。

本書より

やすひでお
やすひでお
僕が生まれるより前から、日本でブッダの教えを説いているなんて!

本書のページ数と読了時間は?

ページ数

203ページ

読了時間目安

約2時間

本書から得た知識は?

本書から僕が得たものを3つご紹介します。

1.怒りは自分の中にしかない

僕が怒るということは、僕を怒らせた人や事があるからだ!と思っていました。

でも、「怒り」は自分の中にしかないんですね。

同じことをされても、怒る人もいれば、怒らない人もいますよね。

結局「怒り」は、自分が作り出した感情なんです。

怒りたいと思ってしまったから怒ってるんですね。

2.人間は不完全だ

人間が怒るのは、「自分が正しい」と思うからなんですね。

自分が間違っていると思ったら、怒れないと思います。

もちろん、常に自分が間違っていると思う必要はありませんが、「あなたも、私も間違うよね!人間だもの。」って思えば、怒ることが減ると思います。

相手が怒っていても、悲しむことも、自分を責める必要もないんです。

怒っている相手は不完全な人間ですし、怒られてる自分も不完全な人間なんですから。

3.怒りは猛毒

怒ることは人間にとって猛毒と思うと、簡単に怒れなくなります。

怒りに支配された人生は、猛毒にさらされ続けているのと同じなんですね。

よく怒っている人って人生損している状態なんです。

喜びを感じる器官が毒に侵されて機能していない状態だから、何を見ても/何をしても不平不満が出てくるんです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本書は、怒らない方法を色んな例えを用いて紹介しています。

怒ることが、いかに悪い事かを何回も何回も何回も繰り返して伝えています。

最強レベルになると、「怒りがない」状態になるみたいです。

そうなると、「怒る条件が揃っていても怒らない」みたいです。

悩める人
悩める人
そんな聖人が日本にいるのか?
やすひでお
やすひでお
目指したい状態ですね
要点まとめ

怒りを発生させているのは自分

人間は不完全な生き物

怒ることは猛毒を飲むこと

アルボムッレ・スマナサーラ (著)