ライティング講座5回目です。
今回は、書かないということについて学びます。
これまでの講座をまだ読んでいない方は、以下も見ていただけると嬉しいです。
ライティング講座なのに、「書かない技術」をご紹介します。
ライティング講座なのに書かないことを推奨!?
4つの「書かない」テクニックをご紹介します。
- 無駄に書かない
- 自分本位で書かない
- 感情ゼロで書かない
- 思考停止で書かない
1.無駄に書かない
本当に伝えたいことは何か、を意識することが大切です。
長文でダラダラ書いても、読んでもらえません。
短文にこそ、相手の想像力を掻き立てる力があります。
しかし、いきなり短文で伝えられるようになるのは、正直難しいです。
僕が提案する方法は、「書きたいように思いを全て書ききる」です。
そうです。
書くんです。
頭の中空っぽになるぐらい、全部書き出しましょう。
順番もロジカル的なことも無視して、書いて書いて書きまくります。
出てきたものから「本当に伝えたいこと」が伝わるために不要なものを削っていきます。
人間って初めから脳内で選択しながら書けるほど、器用じゃないです。
「書くこと」と「選択すること」は分けて作業するほうが、結果的に良い文章が生まれます。
2.自分本位で書かない
「誰に向けて」書いているかを想像することが大切です。
ペルソナとかって言われたりしますが、難しく考える必要はありません。
読む相手が、上司なのか、部下なのか、時間がある人なのか、無い人なのかといった具合です。
簡単でいいので、読者を想像してください。
想像すると、求めている内容がなんとなくわかってくるようになると思います。
上司が相手なら「時間がないから簡潔に必要なところだけ」を抜き出すとか、部下や後輩が相手なら「丁寧に認識の齟齬が生まれないように」といった感じです。
これぐらい書かないでも(言わないでも)わかるだろうといった、自分本位の判断は時に大きな失敗を招くので、早いうちにやめるべきだと思います。
3.感情ゼロで書かない
自分本位で書いてはいけないといいましたが、感情は出してもいいんです。
むしろ出しましょう。
目の前に相手がいると思って話しかけるように書いてみましょう。
どうですか?
いい感じに書けませんか?
え?
今、文章読んでいる最中だから何も書いていないって?
そうですよね....
4.思考停止で書かない
既に挙げた3つの「書かない」を意識せずに書くのは危険です。
とにかくアウトプットが求められる状態であっても、
ネットから適当に情報を集めて(1)、これいいんじゃね?って思いながら(2)、綺麗な文章をひねり出して(3)、書いても成長しません。
すぐに何かしらのアウトプットをするという意味での、成長はたしかにあります。
ライティング講座なので、ライティングの技術だけで言うと伸び悩むのは明白ですね。
最後に
いかがだったでしょうか。
書かない技術とは、伝わる文章を書くための心構えのことだったんですね。
今回の講座を機に、挑戦してみてください。
無駄に書かない
自分本位で書かない
感情ゼロで書かない
思考停止で書かない
最後にお知らせになりますが、2020年7月からブログを始めて、約1か月が経過しました。
手探り状態で連載なんてものをやってみました。
とりあえず1か月続けることが出来て良かったなと思います。
次回を最後にしようと思います。
自分なりに反省点も見つかり、意義のある連載だったと思います。
また、別の連載もやってみたいと思います。
最後までお付き合いいただくと本当に嬉しいです。