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【連載】ライティング講座(2回目)~ライティングにおけるマインド~

メモ

ライティング講座2回目です!

ちゃんと宣言通り、金曜日に更新出来てホッとしてます。やすひでおです。

本日の講座は、「ライティングにおけるマインド」です。

「なんだよ!技術的なことじゃね~のかよっ!」ってツッコミがあるかもしれませんが、マインドってとっても重要なんです。

一番初めにマインドを持ってきたのには、ちゃんと理由があります。

どんなに良い文章を書こうと思っても、ここがちゃんとしていないと良い文章が書けないのです。

僕自身、今でもこれから挙げるマインドは、意識し続けています。

では、早速始めましょう。

ライティングのマインドとは?

  • 人は思っているほど、文章を読んでいない!
  • 「正しいことを書けば、伝わる」はウソ!
  • なんのために、文章を書いているのか?

文章を書く上で、この3点は、強く意識しなければならないことだと思っています。

では、3点についてそれぞれ、詳細に見ていきましょう。

1.人は思っているほど、文章を読んでいない!

僕たちは、文章を読んでいるようで読んでいない状態となっているのです。

スマホやネットニュースの台頭で、流し読みすることが多くなってきています。

また、以下のような調査結果からも文章を読んでいないことが露呈してきています。

経済協力開発機構は2019年12月3日に世界79カ国・地域の15歳を対象として2018年に実施した国際学習到達度調査の結果を公表しました。

結果、日本の読解力は前回(3年前に実施)より8位から15位に7つもランクを下げることになりました。

僕たちは、思っている以上に、文章をしっかりと読まない、読めないようになってきています。

つまり文章を書くときに、伝えたい思いがあふれて、一生懸命書いても、誰も読んでないんです。

伝えようとして、たくさん書く → 読むのに時間がかかる → しっかり読まない → 「で、何が言いたいの?」という流れです。

そもそも、しっかりと読んでないことを前提に「簡潔に書くこと」を心掛けることで大幅に改善されます。

2.「正しいことを書けば、伝わる」はウソ!

例えば以下のような文章です。

どちらも、「国庫支出金」について書いています。

本来であれば、国が行う事業を、地方に委託しているため、かかった費用の半分を国が負担する際に払うお金のことで、国が地方公共団体と共同で行う事務に対して、一定の負担区分に基づいて義務的に負担する国庫負担金。
国が援助として交付する国庫補助金。
国からの委託事務で経費の全額を負担する国庫委託金。
それら3つのお金を総称して、国庫支出金と呼び、用途は、国から厳しく制限される。
例えば、道路補修用の補助金であれば、道路補修にしか使うことが出来ない。

国庫支出金とは、国が地方に渡すお給料のこと。

どうでしょうか?

厳密にいえば違いがありますが、簡潔に書かれていて、わかりやすいと思います。

正しいことを書くことで、「これだけ調べた僕すごいでしょ!」とか「正しい情報は渡したんだから、間違って解釈しても、あなたが悪いんだからね!」っていう伝える上での弊害が、出てしまっています。

文章は、コミュニケーションであることを意識する必要があります。

会話であれば、「〇〇ってこういう意味?」とか「■■って何?」と相手が聞いてくれますが、文章では聞いてくれません。

漏れなく、ダブりなく伝えたい気持ちはわかりますが、グッとこらえて、必要なことだけを相手に伝える。

これを意識すると良いと思います。

3.なんのために、文章を書いているのか?

文章を書くということは、必ず「相手」がいる作業です。

つまり読者(読み手)に伝わらないと、文章を書く意味がないといっても過言ではありません。

そのため、相手が「わかる文章」、「わかる単語」を選んで書いていくことを心掛ける必要があります。

よく言われているものとして、「小学生でもわかるように」というやつです。

難しい専門用語を連発した文章を書いたり、文章の構成がぐちゃぐちゃだったりすると「相手」は疲れて読んでくれません。

自分がわかるではなく、「相手」があっての文章ということを意識すると良いと思います。

今回のまとめ

今回は、文章を書くためのマインドをご紹介しました。

要点まとめ

人は思っているほど、文章を読んでいない!

「正しいことを書けば、伝わる」はウソ!

なんのために、文章を書いているのか?

僕自身、意識しながら書くことを心掛けています。

皆さんも是非、どれか1つでも、心掛けて文章を書くことを始めてみてください。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。